茨城包囲網あるいは地政学
気がつけば囲まれている。茨城県出身の人たちに。
仕事でもプライベートでも、とにかくその土地で生まれ育った人たちの多いこと。
こうも多いと世にも奇妙な展開など夢想してしまう。
気がつけば、茨城県出身者以外の者が絶滅していて自分だけ云々とか。
気がつけば、日本全土が茨城県になっていて云々とか。
気づきもせず、いつの間にか茨城県人に肩を噛まれていて自分もイントネーションが次第に云々とか。
それはさておき、随分と田舎扱いされている茨城県。そのことに対し、私は少々異を唱えたい。
魅力度ランキングがどうとか、なんもないとか、畑や田んぼ、だっぺだっぺなどと皆いうが、私からすれば立派な関東である。在来線で軽く東京に行ける。通えるじゃないか。なによこれ。この事実、凄まじい。
私の生まれ育ったところは品川から新幹線のぞみ号で約4時間だ。指定席の切符をまともに買えば、片道1万7千円かそこら。非常にタフネス極まりない。
茨城県、いいと思う。方言もいいと思う。ヤンキー文化もいいと思う。何もない? あっても大変。
ビジネス方言をここぞという場面で繰り出すことのある私の音階なんざ、茨城の方々のプラトニックなそれに比べたら、やはり美しくはないわな。
「〜じゃけぇ」「〜そうなんじゃ」卑しい。銭とオタフクソースの匂いがする。
「〜でよ」「〜そうだっぺか」に利害などないもの。地球の香りがする。
田舎暮らしをするとしたら、千葉だ。
写真の風景も千葉県です。
色々あるんじゃもん。
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