告白。②
明日のことなど微塵も考えることなく、好きなものを好きなだけ食べ、倒れるまで酒を浴び、体はもう細くて細くて、健康なんか知ったこっちゃなく、傷や乾燥もそのままに、夕方ソファから落ちてようやく目が覚め、おもむろにタバコを喫み喫みギターを触る。
そんなイメージを他人に持たれたいと思っていて、そんなイメージを実際に与えたいだなんて愚かなことを時折考えているのは、私タレメーノ・カクである。
三十面さげて古典的なロックスターに憧れ続けているなんてのが今回の告白、ということではない。
誰に聞かれてもいないものを自ら披露するのは恥辱のセルフサービスだが、告白してみる。
私は朝5時台に起床する。
手製の味噌汁には毎朝アマニ油を数滴垂らし、納豆、おからパウダーヨーグルトを食べる。
昼は基本的には食べず、ハーブティーか梅こぶ茶で一服。
夜は朝とほとんど変わらない。せいぜいが玉子焼き、あとは鯖缶、キムチが追加され、炭酸で割ったほどほどの焼酎に口をつける。
野菜はその時々、旬のものをいただくようにしている。八百屋の大将が「焼くと美味いよ」といえばそうするし、「煮ると美味いよ」といえばそうするし。
4キロのランニング、これは日課である。
ストレッチもすれば腹筋もするし、腕立てだってやらなきゃいやだ。
タバコが苦手。かつて喫煙者だったことが自分でも信じられず、夜の社交場では難儀することも(特に近頃の電子のそれはそのフォルムも喫む姿もトンチンカンだが、何より匂いが奇妙で天敵だ)。
22時には、体の気になる所にワセリンを塗布して、お腹が冷えないようベッドできちんと就寝。
そして新しい朝、目覚ましが鳴る前にビタッと90度上体を起こす。
………とんでもない告白をした。
恥ずかしいという感情が今あります。
今すぐ誰かの何かを爆音で聴こうと思います(無論ヘッドフォンで)。
ところで、ギターについてですが、こりゃいっこも弾けませんわ。持ってもないですわ。
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