帰省とか帰郷とか帰属とか
かつてないゴールデンウィークがまもなくはじまるそうで。
なにしてんのと聞かれれば、ありがたいことに仕事があるというわけでどこかへ旅行になんて話にはならいのだけれど、「地元に帰らないの?」と聞かれれば「帰る場所がないから帰る帰らないの発想がないのよ」と答えています。
「いやいや、だって、東京出身じゃないよね?」
とりあえず、この方には目に見えぬ速さのチョップをひとつ、頚動脈に入れておきました。
虫に刺されたかなぁ。なんてつぶやいてたっけ。
私には実際帰る場所がないのです。こういう方、たくさんいらっしゃるかと。
これは暗い話でもなんでもないのです。
「あ、そうなんだ、なんかごめん」なんていう方もよくいらっしゃるから、他人様からは暗く見える類の状況ではあるのでしょうが。
地方から上京してきた人間の故郷へのナンタラを云々したいのでしょう。東京の人も、東京ではない人も。
帰る場所がないうえに帰属意識もない私には、地元球団の試合結果も、郷土料理の店探しもまったく興味がないので、野球ファンの人やグルメな人のフリ(期待)に応えられないこともしばしば。嗚呼、申し訳ない( ´ ▽ ` )ノ
とはいえ、テレビの天気予報だけは、そこに視線をズラしてしまう。
風邪引くなよとか、水分摂れよとか、無事でありますようにとか。そんなことを毎朝、ほんの一瞬、思うのです。思うことだけではダメでしょうか。
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