坂口安吾が好き。新潟が好き。

坂口安吾のなにが好きかと聞かれても、「坂口安吾」が好きと答えているような気がします。

堕落論や白痴はもちろん、外套、私は海を抱きしめていたい、二十九歳など当たり前のところが当たり前に好きなのです。吹雪物語は吹雪物語で、好き。

好きな作家のお墓参りの話を周囲にすると大抵引かれることになりますが、安吾の墓がある新潟の景色ってなにかこう話したくなってしまうものがあるのです。なんかいいよと。

新潟出身の人や新潟の血が入っているなんて人に出会うとこれがまあ私ペラペラと饒舌になって、ああしまったとあとで悔やむことが多々あるほどに、新潟という土地も好き。

だけれども、酒についてのうんちくや、味がどう、種類がどう、酒蔵辛口甘口純米がどう、これが苦手。どうでもよい。これは作家も土地も関係なくイヤ。うるさいのはイヤ。

ペラペラと饒舌に。そんなのはキライなのです。

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