たれ目の日乗。〜スーツに革靴、ネクタイ締めても〜
男のスーツ姿はかっこいいなんて夢のような話が時折耳目に突き刺さる。私服姿は残念という紳士の数もそれと比例するらしいが。
私は毎日スーツを着て出社するような日々を経てたことがないので、ごくたまにそれを着れば馬子にも衣装と、ハイパーセンシティブDAY。一歩家から出れば、何かこう一人前の社会人を演じるように歩いてみるわけだ。あらゆる鏡、あらゆる反射に動体視力をフル稼働させては自分がかっこいいかを確認する。
私に対する私の結論はこうだ。
スーツ、バチーン!
革靴、コツコツコツーン!
ネクタイ、パキーン!
嗚呼、贔屓目に見ても、かっこよくは決してない。
首から上がよろしくない。
首から下はまあ、その社会人然とした決して不格好ではないと思われるそれがあって、まあ別に、といったところか(誰もいってくれないので泣く泣く自己PR)。
嗚呼、首から上がよろしくない。
これは何もネガティブとか自己否定とかそんなものではないのだ。
私はスーパーポジティブ信仰のキラキラ自己肯定出会いに感謝感謝と毎日吹聴南の島大好き人間なので、マイナスを吐露しているわけでは決してないのだー(お好きなように解釈願います)!!
‥‥‥目がねぇ。たれてたれて。情けないやら、哀しいやら。
まあ、私は相手にナメられないよう努めるとか、先方より心理的に優位に立ちたいとか、ポーカーフェイス云々などといったことにまるで興味がないのでスーツを着るような場面においても無添加なたれ目を晒すだけ。しかし、………嗚呼。
かっこつけず正直にいうのならば、スーツを着たときくらい凛々しくありたいものである。
かっこつけるから、かっこよくないのだろうと今察しがついた。
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